学習院輔仁会音楽部
学習院輔仁会音楽部は管弦楽団と4つの合唱団で構成されている、学習院大学の公認する課外活動団体でである。
概要
学習院輔仁会音楽部(以下、音楽部)は管弦楽団、混声合唱団、女子大女声合唱団、大学女声合唱団、大学男声合唱団の5団を部内組織として持つ。他大学の音楽団体ではあまり見られない特徴として、同一の部内に管弦楽セクションと合唱セクションを持ち、かつ両セクションで合同演奏を行っている。原則的にそれぞれ5団は独立した団体であるが、秋に行われる定期演奏会や各種行事への参加は音楽部全体で行う。
現在では5月~7月にかけて各団体毎に行っている演奏会と11月~12月に管弦楽と合唱とが共演する音楽部定期演奏会の2つの演奏会を主軸に活動している。
沿革
輔仁会雑誌の編纂をしていた文芸部から独立したといわれている。1922年(大正11年)に第1回の演奏会を行ったことから、この年を創立年としている。官立学校時代の音楽部は専ら管弦楽を演奏していたが、1949年(昭和24年)に新制大学として学習院大学の設置され、音楽部内合唱団が創設された。合唱団は男声・女子大女声・大学女声・混声と声部別に分かれた。
常任指揮者、顧問等
現在では音楽部ならびに音楽部管弦楽団は常任指揮者を置いていない。また常任指揮者という名称ではないものの、混声合唱団と大学男声合唱団では阿部 純、大学女声合唱団では花岡由裕、女子大女声合唱団では小林昭裕の各氏が指揮者として迎えられている。
部長:加藤耕義(学習院大学 外国語教育研究センター教授) 女子大部長:神田典城(学習院女子大学国際文化交流学部教授)
創立年について
『学習院輔仁会音楽部五十年史』に依ると、1922年(大正11年)[1]に第1回の演奏会に行い、1925年(大正14年)に文芸部から独立し小松耕輔部長が就任した[2]とある。
だが、1957年(昭和32年)の第1回合同演奏会パンフレットにおいて、音楽部OBであり当時部長であった林 友春教授は1924年(大正13年)と記述[3]している。また、1968年(昭和43年)の第12回合同演奏会パンフレットにおいて当時の総務委員長の安本俊彦は「本年は音楽部が創設されてから45年を迎えるに当たり(後略)」と述べていることから、当時は1924年(大正13年)を音楽部の創設年と考えていることがわかる。
脚注
- ↑ 学習院輔仁会音楽部 編『学習院輔仁会音楽部五十年史』p. 4
- ↑ 同上 pp. 5-6
- ↑ 「学習院輔仁会音楽部 第1回合同演奏会」第一回合同演奏会に際して