「定期演奏会」の版間の差分
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2017年1月27日 (金) 21:36時点における版
学習院輔仁会音楽部定期演奏会は学習院輔仁会音楽部(以下、音楽部)が行っている演奏会である。部定または秋定ともいう。
概要
音楽部定期演奏会は例年秋に行われる。音楽部傘下の管弦楽団と合唱団が一つの演奏会を行っていることが他団体ではあまり見られない特徴である。
歴史
戦後の音楽部は大学祭にて演奏の発表会を行っていた。学習院大学が設立された1949年(昭和24年)の学習院輔仁会文化大会において、戦前から行われている秋季演奏会が開催された。その後も文化祭内での演奏会活動は行っていた。
本格的に音楽部独自の演奏会を開催するため大学祭の別会場での公演という名目で合同演奏会が開催された。この合同演奏会は後に定期演奏会と名称を変え、現在に至る。
合同演奏会においては当初、音楽部現役生の演奏だけではなくOB団体の演奏等も行っていた。やがて必要な場合を除きOB団体の出演はなくなり、合唱団・管弦楽団という部内の名称も用いず学習院輔仁会音楽部として演奏会を行うようになった。
合同演奏会の名称について
合同と記載しているのは、合唱団と管弦楽団が合同で演奏会を行うという意味である。戦前においては音楽部自体が主に管弦楽を行う団体であったが、戦後は音楽部内にも混声合唱団が誕生した。その混声合唱団は学習院合唱団として1952年(昭和27年)から前田幸市郞指揮の他の合唱団と演奏会を行った。また混声合唱に飽き足らず活発に活動していた部員は男声合唱団も立ち上げた。男声合唱団は1962年(昭和37年)から東京コールユニオンというジョイントコンサートを行い、管弦楽団も同年5月から独自に定期演奏会を行っている。
このように各団が別々に活動を行っていたが、音楽部としての演奏会を行おうという機運が高まり合同演奏会が実現した。
特徴
前述の通り音楽部傘下の管弦楽団と合唱団が一つの演奏会を行うことは少数である。多くの他大学においては東京大学音楽部や中央大学音楽研究会など、名称としては一つの部活動でも、各団体は完全に独立ことが多い。そのような中、学習院輔仁会音楽部は学内行事のみならず学外にむけて一つの部活動団体として公演を行う。学習院輔仁会音楽部は管弦楽団および4つの合唱団から構成されるが、音楽部の定期演奏会では各団に所属する団員が演奏会に参加できるようにプログラムを組んでいる。つまり、プログラムには必ず合唱を伴う管弦楽曲が含まれる。この点も音楽部における定期演奏会の特徴といえる。
演奏会記録
関連項目
- パンフレット